【思い出資産とは】「モノ」より「思い出」を買おう。人生の満足度を最大化する「思い出資産」というお金の使い方

3. 思い出資産

「欲しいものを買ったけれど、数ヶ月後には飽きてしまった……」 「まとまったお金が入ったけれど、何に使うのが一番幸せになれるのだろう?」

そんな風に考えたことはありませんか?

人生において、お金は「モノ」に変えることもできれば、「経験や体験」に変えることもできます。 結論から言うと、人生の満足度や幸せを最大化したいなら、経験や旅行にお金を使い「思い出資産」を貯めることが最も投資効率の良いお金の使い方です。

今回は、なぜ「経験」にお金を使うべきなのか、そしてどのようにして「思い出資産」を人生に積み上げていけば良いのかについて詳しく解説します。

スポンサーリンク

1. 「モノ消費」と「コト消費」の違い

まずは、お金を何に使うかによって、幸せの質がどう変わるのかを見てみましょう。

モノを買ったときの喜びは、買った瞬間がピークです。どんなに欲しかった服やバッグ、最新のガジェットも、手に入れた瞬間から日常の一部となり、人間はそれに「慣れて(適応して)」しまいます。これを心理学ではヘドニック・アダプテーション(快楽適応)と呼びます。

一方で、旅行や特別な体験などの「コト(経験)」は違います。 経験そのものは一瞬で終わってしまいますが、それは消えてなくなるわけではありません。心の中で「楽しい思い出」として永久に保存され、後から何度でも引き出して味わうことができるのです。

2. なぜ「思い出資産」は最強の投資なのか?

「思い出資産」には、金融資産(お金や株式)にはない素晴らしい特徴が3つあります。


① 配当金を生み出し続ける(記憶の配当)

旅行に行ったとき、楽しかったのはその数日間だけではありません。 「今度はどこに行こうか」と計画を立てているときのワクワク感、そして旅行から帰ってきた後に「あのときの海、きれいだったよね」「あの料理、おいしかったね」と写真を見返したり、友人や家族と語り合ったりする時間。

この「思い出して幸福感を得る時間」こそが、思い出資産から支払われる「配当金」です。 1回の旅行に10万円使ったとしても、その後の人生で100回思い出して笑顔になれるなら、その投資価値は計り知れません。

② 時間が経つほど価値が上がる(トラブルも笑い話に)

モノは時間とともに劣化し、価値が落ちていきます。 しかし、思い出は逆です。時間とともに熟成され、価値が上がっていくことがよくあります。

旅先で電車に乗り遅れたこと、大雨に降られてずぶ濡れになったこと、道に迷って怪しいお店に入ってしまったこと……。 当時は「最悪だ!」と思ったトラブルも、数年後には「あのときは本当に大変だったよね(笑)」という最高の笑い話(エピソード)に変わります。ネガティブな体験すらもプラスの資産に変換されるのが、体験のすごさです。

③ 誰とも比較できない自分だけの価値になる

「最新の高級車」に乗っていても、隣にさらに高い外車が並べば、少し誇らしさが薄れてしまうのが人間の性です。モノには常に「他人との比較」がつきまといます。

ですが、あなたが大切な人と過ごした沖縄の夕日の美しさや、一人旅で感じた孤独と解放感は、世界中の誰も侵すことのできないあなただけの唯一無二の体験です。他人の目を気にせず、純粋に自分の幸せとして所有し続けることができます。

3. 「思い出資産」を貯めるための具体的アクション

では、どうすれば効率よく「思い出資産」を増やしていくことができるでしょうか?おすすめのアクションを3つご紹介します。

1. 「後で」にせず、今すぐ行動する

人間には「健康寿命」があります。どんなにお金があっても、体力や気力がなければ楽しめない体験がたくさんあります。 「老後のために」と節約ばかりして思い出を作る機会を逃すのは、非常にもったいないことです。「今しかできない体験」には、躊躇せずお金を使いましょう。

2. 写真や動画、日記で「トリガー」を作る

思い出資産の配当を受け取るためには、記憶を呼び起こす「トリガー(きっかけ)」が必要です。 旅先での写真はアルバムにまとめたり、SNSに記録したり、部屋に飾ったりしてみましょう。スマートフォンの「〇年前の今日」という通知機能なども、記憶の配当を受け取る素晴らしいきっかけになります。

3. 一人よりも「誰か」と共有できる体験を選ぶ

もちろん一人旅も素晴らしいものですが、友人、恋人、家族など「誰かと共有した経験」は、後から一緒に思い出を語り合えるため、より多くの配当を生み出してくれます。

4. 人生の最後に残るのは「通帳の残高」ではなく「思い出」

『Die with Zero(ゼロで死ね)』というベストセラー本でも語られているように、人生で一番大切なのは「どれだけお金を残して死ぬか」ではなく、「どれだけ豊かな経験を積み、幸せな思い出とともに人生を終えられるか」です。

お金は、使うことで初めて価値を発揮する「チケット」に過ぎません。そのチケットをただ握りしめて人生を終えるのではなく、最高の「思い出資産」に換えていきましょう。

おわりに

今週末、あるいは次の長期休み。 あなたは何にお金と時間を使いますか?

欲しかった服を買うのも良いですが、もし迷っているなら、思い切って行ったことのない場所へ旅に出てみませんか? そこで得る景色や感動、ちょっとした失敗談は、あなたのこれからの人生をずっと彩り続けてくれる「一生ものの資産」になるはずです。

さあ、次の思い出を作りに出かけましょう!

ジュンジー

コメント

タイトルとURLをコピーしました